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『アルゴリズム思考術』を読んだ

https://www.amazon.co.jp/dp/4150505381/

読んだのでメモ。

以外に平坦な感じの本で、読んで特段驚いたりなどはしなかった。勿論個々のテーマは面白いし驚くべきことが書いてあるのだが、いろんなテーマを扱っているのでそれぞれを深堀りしているわけではない。それゆえかゆいところに手が届かない感じのする本。コンビニとかに雑学100みたいな感じで雑に知識を寄せ集めた本がよく売ってあると思うのだが、あんな感じでむずがゆい読後感が残る。

この本の「使い方」は知識のインデックスだろう。読んで興味を持った分野について深堀りするために別の本を読み漁るのが良いと思う。この本自体ではアルゴリズム的な思考術を獲得することはおそらく無理だ。決して悪い本ではないのだが、読んだ後の活用の仕方を考えないと単なる暇つぶしで終わってしまいそうな本だ。また、実際にアルゴリズムが書いてあるわけではなくコードも数式も出てこない。

自分のために、本のテーマの中で深堀りしてみたら面白そうなテーマと、それに関連する単語を抜粋してみる。

探索(explore)と活用(exploit)

  • 多腕バンディット問題
  • 勝てばキープ、負ければスイッチ(win-stay, lose-shift)
  • ギッティンズ指数
  • 信頼上限

ベイズの法則

  • ラプラスの法則
  • コペルニクス原理
  • アーラン分布

これらのテーマを自分が実際に今後調べたりするのかはわからない。あくまでメモに過ぎない。

自分が普段プログラミングを仕事にしているからか、ソートやキャッシュやスケジュールやネットワークなどのテーマはあまり面白みを感じなかった。プログラミングをしていない人のほうが面白いと思うのかもしれない。

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